2016年12月03日
季節の風をご一緒に
「季節の道草人」、 “すみえ”です。
師走に入り寒さが増してきました。
カレンダーも最期の一枚になり、なんだか寒そうです。
寒いときには美味しいお魚はいかがでしょう。
スーパーに行くと冬に美味しくなる魚が並び、
今晩のおかずを何にしようかと迷ってしまいます。
金目鯛、鱈、平目、鰤、などなど・・・
そんな中、『カマス』を見つけました。
カマスの産卵期は初夏から夏で、水揚げは通年されているようですが、
旬は脂がのってくる晩秋から春にかけてと言われています。
カマスの食べ方はいろいろありますが、カマスと言えばやっぱり干物です。
”カマスは干物になるために生まれてきた”ともいわれているとか・・・。
カマスの塩焼きが美味しすぎるため一升のご飯を食べてしまう・・・
それほど美味しいんですね。
このようにカマスは白身の上品なおいしい魚で、
その姿もほっそりとしていますが、実はかなり獰猛な魚です。
鋭い歯を持ち、一部の地方ではサメより危険な魚と言われるほどです。
「鬼カマス」という種類は体長2メートル前後にもなるそうです。
カマスという名は、穀物や塩などを入れておく、むしろを二つ折りにした
大きな袋の「叺(かます)」からきています。
たしかにカマスの口はこの袋のように大きいです。
何はともあれ、冬の味覚の「カマス」、
季節を届けてくれる魚です。差し向い酌のお伴は焼きカマス
それでは、明日も良い一日でありますよう・・・